70代 女性 施設ケア

ご入居間もないこの方は、最近までご自身で爪切りをされていたそうです。
写真右上は、ケア前のほぼ真上から撮ったもの。爪が指の腹に沿って伸び切っているため、上からの見た目では気がつかなかったのかも知れません。ご高齢になり視力も落ちてくると手探りで爪切りをされていることも多いため、気づいた時には曲がって伸びていて、爪切りが当てにくくなったまま時間が経ってしまったのかも知れません。
幸い、食い込んでいただけで、皮膚の損傷までには至っていませんでした。
このような例は、珍しいことではありません。特に、独居または高齢ご夫婦だけで生活されている方には、あるあるな症例なのです。普通に歩いてらっしゃるのが不思議なくらい、驚く爪をされている方も多くいらっしゃいます。
そのために、傷ができ、バイ菌が入って炎症を起こし、足を失う結果になる方もいらっしゃいます。
ぜひ、周りにいらっしゃる方に、気づいていただけたらと願っております!

  
  
  
  
